2015年03月23日
方言新庄弁はどこへいったか
ますます高齢化が進んで
もう新庄弁、話す年寄りもメッキリ少なぐなったねや~。
たまに上野の駅で方言を話す老人で出会うとついつい耳を傾ける。
ヤマガタの人、んね~べがゃ?
んだげんども、秋田の言葉のようだし、わがんねナー。
それとなく田舎出の老人らしいと分かると懐かしさが先に出てしまう。
去年の夏にまた新庄を訪れた。
駅前もバイパス通りも年々様変わりしていく。
バイパス道路沿いには都会風なファストフード店や電気店が
前には無かったのにあっという間に増えているようだ。
一軒のファストフード店で隣にいた娘さん達の会話が聞こえてきた。
スッキリした標準語で軽快に話している。
ここは本当に新庄か?
私らが若いころは東京弁を話すのにかなりの度胸を必要とした。
「まず、いい振ッリこいで、田舎人は新庄弁でいいって」
「ほげた、標準語ばハナしたがらって、ナヌも都会人にはなれねっど」
少しでも田舎から脱出しようと試みたものだが、さんざんにからかわれて、
田舎の言葉に合わせないと難しい、と思ったものだ。
あれから何十年経ったろうか?
今はどこへいっても都会弁になってしまった。
あの新庄弁はどこへいったろうか?
Posted by namin15 at 15:31│Comments(0)
│新庄弁